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網走川流域農業・漁業連携推進協議会(だいちとうみの会)の活動について

テーマ:環境配慮による農業・漁業連携の地域づくり

 

(1)取り組みの背景

 事業主体となる協議会は、網走川流域を生活の糧としている農業者・漁業者が中心となって構成されています。主な構成メンバーは、津別町農業協同組合、網走漁業協同組合、西網走漁業協同組合です。網走川の豊かな自然と水質環境の保全は、下流で漁業を営む漁業者にとって、水産物の「安全安心」かつ「安定性」に大きく関わっていますが、上流の農業者との意識の乖離が大きく、農地からの土壌流出による漁場の荒廃など大きな問題となっていました。

 しかしながら、網走川流域においても環境負荷低減に繋がる有機栽培や減農薬栽培などに取り組まれている農業者、川に負荷を与えないために努力されている企業・団体などがおり、これら団体等と漁業者の連携が始まりました。

 

(2)活動の概要と今後の方向性

 網走漁協・西網走漁協では、漁業者が中心となり環境に配慮した活動を行っている農業者を応援するという「応援証」の発行事業を始めました。これまで農業部門として5団体が認定を受けています。協議会では、認定された農産物や海産物の販路開拓として、札幌市内の生協での販売会の実施など、まさに農業者と漁業者が一体となった活動を進めています。さらに、農業漁業の連携をすすめることを目的に、ヒトデ堆肥の実証試験や植樹事業等を実施してきました。

 本協議会の広域的な取り組みは、協議会メンバーの努力から、網走川流域の市町村、農林水産団体、民間企業や住民、更には北海道オホーツク総合振興局や北海道開発局網走開発建設部など広域行政機関にも広がってきました。その結果、これら流域の関係者が結集して、平成27年3月13日に新たに「網走川流域の会」が設立され、全国的にも珍しい1市3町に跨る広域的な河川流域環境保護組織の設立となり、「北海道e-水プロジェクト」の採択を受け、流域の環境学習を目的とした活動を行っています。

 平成28年6月26日には、流域の次世代を担う網走川流域に在住する子供や保護者を対象として、網走川流域の豊かさや素晴らしさ、美しさを体験し共有意識を醸成することを目的として、網走川上流の津別町、中流の美幌町、大空町、下流の網走市の1市3町で総勢400名以上が参加した網走川一斉清掃を行いました。

 また、応援証発行事業の継続とともに販路開拓・拡大事業についても同時に進めており、「網走川流域の会」設立を契機に、網走川流域における環境を軸とした食と観光のブランド化等に取り組む方向が示され、新たなステップに向けて活動を進めています。

 

①網走川.JPG DSC03616.jpg