天塩川新聞
第19号
■企画・編集/天塩川流域連携クラブ
■事務局連絡先/TEL 016532-3120 〒098-0123 上川郡和寒町東丘7番地 酒向宅
■発行/はまなす財団(北海道地域総合振興機構) 〒060-0005 札幌市中央区北5条西6丁目 TEL 011-205-5011 FAX 011-205-5050

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流域11のマチの話題を紹介
 天塩川新聞は流域圏11のマチの話題を集め、天塩川流域連携クラブ(酒向勤代表)が企画・編集し、はまなす財団(北海道地域総合振興機構)が発行しました。
 北海道新聞、道北日報、北都新聞、名寄新聞の4社の記事について原著作権者の許諾を得て再掲載しています。いずれも無断転載はできません。
 この紙面はホームページ (http://www.hamanasu.info/) でもご覧になれます。

【配布地域】和寒町、剣淵町、士別市、下川町、名寄市、美深町、音威子府村、中川町(以上上川支庁)、天塩町、幌延町(以上留萌支庁)、豊富町(宗谷支庁)
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探検に生涯かけた武四郎
流域に見る武四郎記念碑
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北海道の名付け親 松浦武四郎
流域踏査から
今年150年
天塩町鏡沼公園内の松浦武四郎像

「北海道」の名付け親で知られる、幕末の探検家・松浦武四郎(1818〜1888年)が、1857年天塩川流域を踏査してから今年で150年。これを記念して名寄、士別両市が6月からシンポジウムや企画展を開催するほか、旭川開発建設部の名寄河川事務所が、当時の様子をしのんで今年も武四郎の訪れた宿営地に看板を設置する。武四郎の残した偉大な功績と、こまめに歩いた同川流域の足跡をたどった。

偉業しのぶ記念イベント開催へ
天塩日誌を手に武四郎について語る名寄市北国博物館の鈴木邦輝館長
天塩川を語るつどい
7日・名寄

三重の記念館長招く

 NPO法人天塩川リバーネット21(事務局・名寄市)が企画したのは、「松浦武四郎踏査150年記念・天塩川を語るつどいin名寄」。川にまつわる歴史や、そこに暮らした先人たちの暮らしぶりをたどり、北海道遺産の天塩川を、世代を超えて語り継いで行こうとの狙いで6月7日(木)午後6時から2時間半の予定で名寄市西3条南8丁目のグランドホテルメープルで開く。

  「つどい」では三重県松阪市の松浦武四郎記念館から招く高瀬英雄館長が「武四郎と天塩川」と題して基調講演。引き続き鈴木邦輝・北国博物館館長が地元の視点で「天塩川の自然と歴史」について話す。

  また、山本命・同記念館学芸員や名寄市風連町の古瀬敏憲さんらによるパネル討論会も開かれる。コーディネーターは北の企画室室長・倉増充啓さん。定員は200人。参加無料。申し込みと問い合わせは旭川開発建設部地域振興対策官付地域調整係 TEL0166・32・1111(内線3454)へ。


武四郎の資料展
16日〜・名寄 来月21日〜・士別

直筆の手紙や掛け軸

 松阪市の同記念館が所蔵する資料を中心に、企画展「松浦武四郎〜150年前の天塩川を分けつくした男〜」が名寄、士別両市で開かれる。武四郎が踏査した時、実際に使用した野帳(のちょう)や矢立(現在の筆入れ)、直筆の手紙や掛け軸などの資料のほか、探検家としてだけでなく作家、学者など多彩な能力を持つ武四郎の素顔に迫り、原始の川の姿を、アイヌ文化を通じて紹介する。

  このうち、名寄展は6月16日(土)から7月8日(日)まで北国博物館ギャラリーホールを会場に開く。同企画展に合わせて6月20日(水)午後6時30分から博物館講堂で古地図研究家の木崇世芝氏が「松浦武四郎の蝦夷地図」と題して講演する。企画展・講演とも無料。

武四郎の資料の前で史実などをていねいに説明する士別市立博物館学芸員の水田一彦さん

  同館の鈴木館長(53)は「武四郎に関するさまざまな催しを用意しており、ぜひ北海道遺産の天塩川と、流域の人たちの昔と今のかかわりを学んでほしい」と懸命に準備に励んでいる。

  また、北国博物館と同じ資料を使って開く士別展は7月21日(土)から8月19日(日)まで。会場は士別市立博物館で、入館料は100円(小中学生以下は無料)。

  同館学芸員の水田一彦さん(50)は「武四郎は私利私欲を持たず、命がけで探検した。この姿勢もすごいが、アイヌ民族に対するいたわりの気持ちなど、これほど魅力的な人物はいない。アイヌの人々の、自然に対する考え方も尊敬に値する。企画展を通じてアイヌ文化の歴史をしっかりと伝えていきたい」と話している。


音威子府村に設置された案内板

北海道命名の由来知って
案内板の設置進む

 旭川開発建設部名寄河川事務所と留萌開発建設部幌延河川事務所は、江戸末期の探検家松浦武四郎が天塩川流域を踏査した際の足取りがわかる宿営地などを紹介する案内板の設置を進めている。川にまつわる歴史を観光資源に生かし、北海道遺産に選ばれた天塩川の魅力をアピールしようと、2005年から始めた。

  地域の歴史資料でもあり、上川北部の貴重な観光資源の天塩川の魅力をより多くの人に知ってもらおう、とポイントごとに設けている。

  2・2メートルの高さに立てた、横1・7メートルの横長のプレートに武四郎の宿泊した日付、天塩日誌の該当部分の要約(現代文)、武四郎の書いた図やイラストなどを書き込んで紹介している。

  両事務所では、天塩、中川、音威子府など8市町村にある、武四郎の天塩川踏査の際の宿営地16カ所への設置を計画。郷土史研究家らの助言も受けながら、05年からオニサッペ(音威子府村)などで順次整備している。

  このうち本年度は、ナヨロ・ナイフト(名寄市)とサクテクベツ(士別市)に7月にも設置される。